説明している内容自体は他の本と大差ないのですが、言葉のわかりやすさ、具体例や比喩の多用、
そしてなによりもエンターテインメント性に富んだストーリー展開がこの本の一番の魅力だと思われます。

本の最後に用語集だけでなく、内容の総まとめ的な軽めの経済小説が入っているあたりが秀逸ではないでしょうか。

一気に読めてしまうほど面白い入門書は他にないと思うのですが、「就職試験」と銘打ってしまっているのがあまり知られていない原因では？

しかし、この本は「就職試験」に限らず、ニュース入門書を求める幅広い層に受け入れられる要素は十分持っていると思われます。