セックスボランティア (新潮文庫)
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商品カテゴリ: | 医学,薬学,医療,看護,介護
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セールスランク: | 26028 位
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参考価格: | ¥ 460 (消費税込)
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社会が覆い隠していることに目を向けさせる
重度の身体障害者のセックス事情を取材したルポタージュ。変なセンチメンタリズムに訴えようとせず、取材内容と著者の素朴な感想を淡々とまとめた好感の持てる本である。命綱である酸素ボンベを一時的に外してソープランドに行く老人、ボランティアとしてセックスをする主婦、高福祉社会でのセックス補助事情、セックスのために積極的な活動に出る障害者、障害者専門のデリヘル、一歩間違えば過失致死罪に問われかねないリスクを犯して障害者の望みに応える介護関係者。頭の柔らかさや知的な誠実さを持ち合わせた人の大部分にとっては、非常に勉強になる刺激的な本といえるだろう。社会が覆い隠していることに目を向けさせるという面で素晴らしい内容である。
ただし、ルポタージュなので、政策案や学術調査のようなものを期待すると物足りない。著者に特別深い見識があるわけではなくって、調査に値する内容を実際に調査して脚色せずに伝えるというジャーナリストとしての尊敬に値する態度だけを頼りにして書かれた本である。また、題材からして、障害者や売春婦を軽蔑することを自尊心の拠り所にしているタイプの人にとっては我慢ならない内容だろう。
性の不自由に向き合って
「障害者の性」というある種のタブーに切り込んだという意味で多くの衝撃を与えてくれる本書は、しかしそうした衝撃に尽くされぬ内容を孕んでいるように思う。
読み進めれば進めるほど、いわゆる「障害者」ならぬ人をも含んだ「性」の問題そのものが、焦点を結んでくる。ここに登場する誰もが、「これでいいんだ」と安心できるような答えを手に入れてはいない。そして誰もが、一地点に留まることを許されず、性の彷徨を重ねている。
問いは、本書に登場する著者や障害者、そうした人々を取り巻く人々だけでなく、読み手にも開かれている。どうにももどかしく、かといって諦め捨て去ってしまうわけにもいかぬ「性の不自由」に向き合って、私たちはどのように生きていけばいいのだろうか。
お手軽に安心できるような簡単な答えはない。だが、それでも向き合うしかない問いである。
心を生かすと書いて性
個人的な問題で申し訳ないのですが
自分自身あまり性欲が沸かなくなってきている状態で
本を手にとってみました。
障害は無いのですが。
これも申し訳ないのですが
障害者で性欲があるというのはいったいどういうことだろう
というよりは
障害者でありながら性欲が旺盛である
その原動力は何なんだろうって
できることなら参考にしたい
助けを求める気持ちで読んでみました。
わかったのは障害があろうが無かろうが
セックスをしたいという気持ちは
生きるということの延長であって
なんら特別なことではないということです。
これは持論ですが
障害があるがゆえに
生きることに貪欲で懸命なので
自ずと性に関してアグレッシブになりうるのではないか?
そういう風に感じました。
内容に関しては
著者が取材対象に一定の距離を置いているので淡白に描写されてあると思います。
押し付けがましくないやわらかい印象です。
逆を言えば
著者が是が非でも伝えたいという気概が伝わってこなかったのが
ちょっとエネルギー不足だと感じます。
興味本位で最初は手に取った本であるが、読んでいくと・・・。
身近に障害者の方がいないのもあり、気付く事や知り得る事のなかった数々の事情や現実を『知っておく必要がある』のではないか‥という思いが強く残った一冊。こうした背景から学び取るべき事柄も多いので、色んな方々の目に触れてほしい一冊かも知れない。
難しい問題だ
常識的に考えたら当たり前だが無いと思ってしまう
障がい者の性の問題。
衝撃の連続です。
新潮社
私は障害者向けのデリヘル嬢 そして殺人者は野に放たれる (新潮文庫) セックスエリート―年収1億円、伝説の風俗嬢をさがして (幻冬舎アウトロー文庫) セックスレスキュー (新潮文庫) 累犯障害者
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